ベストな履歴書-志望動機の書き方
恭子
復職したいと考える看護師の頭を悩ませるのが「履歴書」!
なぜならブランクがあるがゆえに、採用してもらえないということもあるからなのです。
ブランクのある看護師にとって、特に大事になってくるのは「志望動機」になります。
「家から近かったから」「給料が良かったから」「通いやすかったから」「医療行為がほとんどないから」・・・
そんなのダメですよ!
看護師として復職したいのであれば、この志望動機についてはしっかりと書いて、面接の際にもしっかりとアピールしなければなりません。
「え~そんなの書けないよ~」って人のために、ここでは復職するための志望動機の書き方のポイントについてお伝えしていきたいと思います。
病院やクリニックの採用者の本音
恭子
病院やクリニックの採用担当者は、看護師人材にとても困っています。いい人であればすぐにでも採用したいと思っています。
しかし大切なのは「いい人であれば」というところ。
人材不足で困っているから誰でもいいというわけではありません。
ではどのような人ならば採用してもらえるのかということになりますが、そのポイントについてお伝えします。
1、長く勤めてくれる人かどうか
看護師資格を持っているとしても、輝かしい経験があるとしても、大事なのは「長く勤めてくれる人かどうか」がとても大事です。
どんなにいい人でも、どんなに仕事ができる人でも、すぐに辞めるような人は雇いたくありません。
それがどれくらいの期間かということは採用担当者にもよるでしょうけど、数カ月で辞めてしまうような人は雇いたくないのが正直なところです。
せっかく慣れてきたという時に辞められては、また求人広告にお金がかかりますし、新たに人材育成や教育のために時間を費やすことにもなります。
せめて1年以上は働いてくれる人を望まれているのです。
2、一生懸命に頑張ってくれる人かどうか
長く勤めてくれる人であっても、ぜんぜん頑張ってくれない人であればまったく意味がありません。
特にブランクがあるということは即戦力にならないこともありますから、せめて一生懸命頑張って働く人を雇いたいのです。
確かにお子様が小さく空き時間を利用して働きたい、それほど一生懸命働きたくない、という人もおられるでしょう。
プライベートは大事にするべきだとは思いますが、やはり仕事中はパートであっても、常勤であってもしっかりと働いてもらわないと困ります。
一番困るのは患者さんなんですから。
3、なぜブランクがあるのか
ブランクの前にはしっかりと病院勤務をして、立派に働かれていたかもしれません。
しかしなぜブランクがあるようになったのか、その離職理由についてはとても気になることです。
「結婚・妊娠・出産」が看護師の離職理由で一番多いものになりますが、そのほかにも「人間関係」「身体の不調・腰痛など」「ほかの病院で働きたかったから」などが挙がってきます。
もちろんプライベートのことですし、プライバシーに関することまで伝えたくないという人もおられるでしょう。
しかしその人の問題が原因でブランクがあるのならば、雇用を敬遠したいと思う採用担当者はおられます。
もしも「人間関係」がもとで離職してブランクが空いてしまったのであれば、また人間関係に悩んで辞めてしまわないだろうかと考えます。
腰痛が原因で離職してブランクがあったのならば、復職してもまた腰痛を起こして辞めてしまわないだろうか考えるのが普通です。
転職を繰り返しているような方であればなおさらです。また何か理由を付けて辞めてしまうのではないだろうかと考えるのです。
看護師が復職するための「志望動機の書き方」とは
恭子
採用担当者があなたを採用する、3つのポイントについてお伝えします。
履歴書を書く際の志望動機は、その3つのポイントを踏まえて書く必要があります。
ブランクがあるということは、ブランクがない人よりも不採用になるリスクは高くて当然です。
転職を繰り返している人であれば、そうでない人に比べて不採用になるリスクは高くなりますよね。
そのために、まず自分自身を売り込むためのポイントが、履歴書の中の「志望動機」になるのです。
1、復職にかける意気込みは絶対に
採用担当者としては、ブランクがあるから雇わないということはありません。いい人であれば雇いたいと思っています。
いまなぜブランクから復職しようとしているのかを明確に書くと良いでしょう。
例えば出産や育児でブランクのあった人であれば、出産や育児でママとなって学んだことがあるでしょう。
その経験からまた人の役に立ちたいという思いになったということは、看護師への復職にかける意気込みを感じます。
さらに今までの看護師経験も踏まえて、スキルアップに努めたいという内容に繋げることがいいと思います。
ブランクのある看護師の復職であれば、自分自身がいまの医療技術に追いつきたいという姿勢がとても大事です。それぐらいの意気込みがあって、初めてブランクを帳消しにするものになるのです。
2、ブランクを人や環境のせいにしない
もしもネガティブな理由でブランクがあったとしても、それを悲観する必要はありません。
むしろネガティブな理由で離職やブランクに繋がったとしても、いまなぜ看護師として復職しようと決意させたのかということの方が大事です。
その経験が自分をどう変えて、看護現場への復帰に対する情熱が湧きおこってきたかを伝えるようにしましょう。
不安な部分は不安であると伝えることに問題はありませんが、離職やブランクを人や環境のせいにすることは止めておきましょう。
「上司の態度に不満があり退職しました」「勤務先の対応の悪さに退職し、その後ブランクがありました」
などの記載があれば、採用担当者はあまりいい感情を持つことはできませんよね。
もちろん「パワハラがあった」「セクハラがあった」ということであれば、ハラスメントをした相手に責任がありますから、これに関しては伝えても問題はありません。
例えば人間関係などに悩んだ理由であったとしても、人のせいにするのではなく、自分で受け止めて成長するきっかけとなったという趣旨にすれば、とても前向きな内容になると思います。
3、病気や介護などがブランクの理由であれば今の状況を
自分自身や病気になったり、親が介護状態になったなどによりブランクとなった人もおられるでしょう。
自分自身が腰痛を起こしたり、うつ病になったりということがきっかけなのかもしれません。
そのような場合、いまの状況はどうなのかをはっきりと伝えるようにしましょう。
そういう事情を知っていれば、勤務先でも配慮をしてもられることもあります。決して隠しておくべきことではありません。
採用担当者としては、長く勤めることができるか見ているのです。
親が介護状態でブランクになった場合などにおいても同じことが言えます。
いま復職が本当に可能なのか、また何どき退職してしまう状態ではないのかが分かれば大丈夫です。
状況が不安定ならば、最初の段階ではっきり伝えておくことが大事です。あとで「知らなかった」ということが一番問題ですから。
履歴書の書き方が分からない時には、看護師求人サイトの登録がおススメ
恭子
看護師求人サイトに登録すると、担当のコンサルタントさんが復職するうえで大切な履歴書の書き方や面接のポイントなど教えてもらえますよ。
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こちらの記事

に、看護師求人サイトの活用方法についてまとめていますので、ぜひご覧頂きたいと思います。