うつで看護師を辞めた人は必見!復職してうつにならない働き方とは

復職してうつにならない働き方とは

うつ病になって看護師辞めちゃった・・・

復職したいけど、またうつになるのが怖くって・・・

うつの人ってまた再発しやすいんでしょ!
うつ病になってしまって看護師を辞めた人は多いんだよ。確かにうつ傾向の人であれば、再発しやすい傾向にあるんだけど、なぜうつになるのか、どうすればならないのか知っておけばそのリスクを下げることができるよ。

恭子

看護師でうつになってしまう方はたくさんおられます。うつで看護師を離職された人も多いでしょう。

そんな人の中には、

また看護師として復職したい!

でもまたうつになってしまうんじゃないかな・・・

と不安になってしまう人も多いと思います。

うつ病になってしまう原因は様々です。

日々交代勤務をしていますし、もともと生活リズムを崩しやすい仕事であると言えます。また看護業務はとても多く、またミスが許されない仕事であるところからストレスを抱えてしまうことも多いでしょう。またそんな労働環境から職員同士の人間関係が悪くなってしまう事もあるでしょう。

そんな中で頑張って働き続けることで、知らないうちに心身を疲弊させてしまうことがあります。少々疲れていても自分に鞭打って頑張りすぎた結果、うつになってしまった人も少なくないと思います。

特に生真面目な人はうつになりやすい傾向にあります。

真面目で努力家の人は、仕事で手を抜くということができません。何か病院内で問題が起こったとしても自分の責任として、自分が頑張れば何とかなると自分で受け止めがちです。

そのような状況になってしまうと誰でもうつになってしまいます。

看護師はとてもやりがいのある仕事ですが、自分自身が健康でないと患者さんに良い看護を行うことはできません。うつで看護師を辞めた人で、また復職したいと思う人は、この部分をよく理解しておかないとまたうつになってしまう可能性があります。

ここでは看護師として復職してまたうつにならないようにするにはどうすればいいのか、その働き方について見ていきたいと思います。

看護師のうつの原因に多い夜勤

夜勤ってみんなするものだから、それが原因じゃないよね

自分だけ夜勤が辛いなんて言えない!

でも本当は夜勤が辛いんだよね・・・
看護師がうつになる人の原因には夜勤を含めた交代勤務にあると言われているんだよ。辛いと思っているのに、自分だけそんなことを言うわけにもいかず我慢していたら、うつになってしまうことがあるんです。

恭子

看護師がうつになる原因に『夜勤』があります。『参考 日本看護協会 夜勤・交代制勤務に関するガイドライン

病棟で働く看護師は、日勤だけではなく、早出・夜勤と変則勤務の中で看護業務を行います。変則勤務だけでも心身に相当な負担となるのですが、その中で看護業務を行うことはとても厳しい労働環境です。

でもここで頑張り屋さんは、「みんなも大変だから」と環境のせいにしたりしません。それどころか仮眠時間も眠らずに残っている業務を行ったり、日勤の業務の準備をされたりする人もおられます。

自分だけが大変だとは思えない性格なんですね。むしろ辛いと思ってしまうことは、自分が怠けていたり、自分の知識や技術がないからだと思ってしまうのです。

そのような思いの中で業務をし続けていると、いつしかうつになってしまってしまいます。このような思考の傾向がある人は要注意です。

うつの始まりは自律神経を狂わせてしまう?!

なんか仕事終わってもくよくよ考えちゃって・・・

交代勤務していたら、気持ちのオンとオフが付きにくくって・・・

うつになる前は、ゆっくりと眠ることができなかったな・・・
大事なことは生活の中でオンとオフの区別をすること。きちんとリラックスしないと心も身体も疲れが取れないようになってしまうんだよ。それができないとうつになってしまう事も!

恭子

私たちは、日々の生活の中で「オン」「オフ」を使い分けて生きています。
仕事に頑張っている時は「オン」、自宅に戻ってゆっくりと疲れを取っている時は「オフ」ですよね。

この「オン」と「オフ」は、私たちの備わっている「自律神経」によって自動的に切り替わるようになっています。

自律神経の切り替えは「交感神経」「副交感神経」が行います。交感神経が働いているときは「オン」、副交感神経が働いているときは「オフ」。この2つの働きがうまく切り替わっていることで、私たちは日々心身のバランスを保ちながら生活することができています。

しかしうつになりやすい人はこの自律神経の切り替えがうなくいかないようになります。リラックスするべき時にでも緊張状態となり、常に「オン」の状態である交感神経が優位に働いてしまうのです。

交感神経が優位に働いてしまうと、リラックスしている自宅にいる時や、テレビを見てくつろいでいる時、お風呂にゆっくりと浸かっている時などでも緊張状態にあります。リラックスして疲れを取ることができません。

なぜこのような状態になるかというと、「心」「身体」にとても強いストレスがかかってしまっているからなのです。

例えば、病院での病棟勤務を行う中で変則勤務を行っていると、それだけでも生活リズムを崩してしまうことがありますから、身体にとても負担がかかってきます。

身体に負担がかかってくると、人は休もうとします。意識的に「オン」と「オフ」を切り替えようとするのです。しかしここで頑張り屋さんの人であれば、私だけ休んでちゃいけないと必要以上に頑張ろうとしてしまいます。

この頑張りが自律神経に負担をかけているのです。注意しなければなりません。

また看護業務はミスが許されないお仕事です。ミスしてしまうと患者さんの命にかかわるようなこともありますから、常にプレッシャーがかかっている状態であると言えます。その中で上司や先輩などからのプレッシャーがあったり、人間関係などの悩みがあったりすると、さらに精神的な負担となって圧し掛かってきます。

これが精神的なストレスとして、自律神経に負担をかけてしまっていることになります。

このような状態が続くことで、オフの時でも常にオンになってしまい、心も身体も休めることができずに、完全に疲れ果ててしまうことになります。この状態を「自律神経失調症」と呼びます。

自律神経失調症になってしまうと、とてもうつになるリスクが高まってしまいます。この状態まできてしまうとかなり危険な状態ですが、それ以上酷くならないようにしなければなりません。

この状態のまま頑張り続けていると、交感神経、副交感神経のどちらもうまく働かない状態になってしまいます。自律神経がまったく働かない状態になると、やる気がでない、眠れないといった状態へと変化します。

これが「うつ病」です。

うつ病にならない働き方とは

でもやっぱりまたうつになってしまうのが怖いな・・・

性格的なものって変えられないよね・・・

本当に復職できるのかな・・・
うつになって看護師を辞めちゃった経験のある人は、またうつになるかもしれないという意識も大事だよ。だから自分自身のことを労わりながら働けるようにしなきゃ。酷くなったときには、辞める決断もできるようにね。

恭子

うつ病にならないように働くには、うつになるかもしれないという意識が必要です。

その前段階である自律神経失調症の症状が少しでも出ててきたのであれば、その時点で適切に対処すれば状態は良くなってきます。

意識するだけでもリスクを抑えることができますので、これから復職を目指している人にとっては大事な働き方になります。

自分の限界は低く見積もっておく

うつ病になる人にはその傾向があって、生真面目に頑張りすぎてしまう人に多くおられます。「自分が頑張ればいいんだ!」「自分だけが辛いんじゃない!」と自分自身のテンションを上げ過ぎることは危険なんだと理解しておくことが大事です。

辛い、大変、しんどいなどの気持ちが湧いた時には、その気持ちをそのまま受け止めるようにしましょう。自分自身を情けなく思う必要はありません。そこが自分自身の限界点に来ていると自覚して、出来る限りリラックスして過ごせるようにしましょう。

信頼できる人に相談を

自律神経失調症になる人は、なかなか客観的に自分自身を見つめることができません。そのために頑張りすぎてしまうことになってしまいます。

そんな時には、家族や信頼できる友人、先輩、上司など相談できる相手を見つけておきましょう。自分自身がまだまだ頑張らないといけないという時にでも、「頑張りすぎている!」と指摘してもらえるかもしれません。どうすればオンとオフを使い分けて仕事をすることができるか教えてもられるかもしれません。

以外にみんなうまく手を抜いたり、リラックスしたりして乗り越えているものです。そのような周りの状況を知っておくことが大事です。

気分転換の方法を

絶対に大事なことは「オン」と「オフ」を使い分けることです。

仕事中でも常にオンである必要はありません。休憩時間や仮眠時間、トイレ休憩などオフにできる時間はたくさんあるでしょう。

意識的にこの切り替えを行うことが、うつにならずに働き続けるために必要なことになります。

休憩時間にほっとできる方法を持っておきましょう。

仲の良い友人とおしゃべりすることかもしれませんし、少し一人になる時間をもつことがいいかもしれません。

夜勤中には、特にうまく仮眠ができるようにしておきましょう。耳栓やアイマスク、枕などを持参する事も良いですし、温かい飲み物を持参するのも良いでしょう。

自宅に戻った時には、仕事のことを考えないことです。自宅では気持ちを切り替えて、しっかりとオフを楽しむことが良いでしょう。

スポーツで身体を動かす事でもストレスをうまく発散できますし、買い物を楽しんだり、お風呂でリラックスするのも良いでしょう。

退職や転職もひとつの選択肢に

状況によっては、転職を考えなければならないことも。転職の際には、看護師求人サイトのコンサルタントに相談することをおススメします。医療業界に精通したコンサルタントさんと相談しながらじっくりと復職先を決めてみてね!

恭子

生真面目な人であれば、自分が退職してしまったあとの迷惑などを考えてしまうかもしれません。逃げてしまったり、裏切ってしまったりすることはしたくないと思うかもしれません。

しかし自分自身の身体をいたわることが一番大切なことです。

どうしても身体が辛いのなら迷わずに退職や転職も視野に入れてみましょう。それが今後の自分にとって一番いい選択肢になるかもしれません。

転職の際には看護師求人サイトの登録をおススメします。働いてみないと分からない、人間関係や看護業務などの内部情報に精通したコンサルタントさんから助言をもらうことができますよ。

こちらの記事

看護師求人サイトの活用方法!自分に合った看護師求人サイトの見分け方!

に、看護師求人サイトの活用方法についてまとめていますので、ぜひご覧頂きたいと思います。